会員募集


   印西地域史研究会へのお誘い

 

本会は、これまで地域の様々な歴史事業を自ら開催したり、参加したりしてきた市民有志によって201012月に結成されました。

 

◆互いの歴史・文化を知る大切さ

「印西地域史研究会」結成の動機は、一市二村の合併でした。20103月、印西市と印旛村、本埜村が合併し、人口90,000人を超す新印西市が誕生しましたが、市民の誰もが「合併してよかった」と思えるまちにするためには、市民みんながお互い地域の歴史と文化を共有し、心を一つにすることが何より大切だと感じたからです。

しかし、印西地域という意味は歴史的にも現在の行政区画の印西市だけを指すのではなく、白井市や栄町の一部も含む用語です。現在のような交通手段がない昔から人々は遠くの人々と交流を重ね、地域の経済や文化を育ててきました。それだけに狭い行政枠にとらわれず、印西地域を拠点に広く学んでいきたいと思います。現在の会員も、かなり広範な地域から参加いただいているところです。

各地域には、町々を創ってきた先人たちのさまざまな業績がたくさんありますが、そうした歴史を知ることは地域に生きる人々にとっても誇りであり、郷土を愛する源です。

しかし、印西地域には、素晴らしい人々の歴史がありながら、市民はそうした誇り高い歴史を殆ど知らないのが実情です。

そこで私達は、地域の歴史をもっと知るために、専門家や研究者の指導や援助を受けながら市民の手で地域の埋もれた歴史・民俗・自然を調査・発掘し、≪ふるさとの良さを再発見≫して行きたいと思い、印西地域史研究会を設立致しました。

 

◆「印西地域史講座」の開催

2016年度で設立6年目を迎えた印西地域史研究会は、会員は57名の団体に過ぎませんが、ふるさと案内人協会の有志などが一堂に会しており、歴史関係団体の連携・協力を密接にして行こうと志しています。

毎年、開催しています「印西地域史講座」は、従来なら行政が行う性質の企画でありましたが、印西地域史研究会はこれからの行政と市民の在り方として、受け身ではなく、行政の協力を仰ぎながら市民が市民自身の知りたいことを企画し、開催して行くべきと考えています。印西地域史研究会は、それを実現・実行できる団体として結成されたのです。

 

◆会の独自活動

地域の歴史研究の素材の一つは、行政が市民から寄託を請けた約45万点以上の膨大な史・資料の中に埋もれています。二つには集落や家々に今も代々伝わる未調査の伝承のなかに有ります。三つには現在も綿々と続いている地域の伝統的な日常の生活慣習の中にあります。

 

古代史の史跡発掘作業や近世の古文書の研究は専門的な知識が不可欠ですが、近代資料は素人の市民にも研究できる部分がたくさんあります。

また、地域や家々に伝わる口伝のインタビューは、根気と意欲により対象者との信頼関係を築くならば素人の市民研究者にも調査・研究が可能です。

 

会の通常活動としては、①調査結果報告会の開催、現地見学会の開催、③専門家や研究者による「講演会」等を行います。

 

◆地域の歴史は、市民相互の理解と融和を図る大切なツール

<地域の歴史>を学ぶことが、市民相互の理解と融和を図る大切なツールになるように、広く市民の参加を得られる楽しい市民活動を印西地域史研究会は進めていくつもりです。

その成果発表の場として、平成24年度から発行している『いんざい再発見』などでおこないます

広く市民を対象に発行しますが、①地域史に関する新情報の紹介(例・最近の遺跡発掘調査から等)や、②調査レポート、③インタビュー、④紀行文、⑤エッセイ、⑥「読書感想」等を幅広く掲載する予定です。

 

 

会員は正会員(年会費3千円)とサポート会員(年会費2千円)の二つに分かれていますが、どちらも会の主催する講座や研究会に無料で参加できます。特別な資格などはありません。希望者は事務局へお申し込みください。

 

→ 会則

 

平成28年10月10日

印西地域史研究会事務局

〒270-1347 千葉県印西市内野2丁目6-34-105 松本方

メール  g2b2taka@gmail.com